Open Source WEB

はじめに

この文書は、 Debian-Installerを つかって、Debian GNU/Linux sarge をインストールしたときの記録です。

注意
ここにあるのは、あくまでも、筆者の個人のマシンでの記録の一部です。 この文書を参考にして、インストールを行った結果については、筆者ならびに ここの OSS WEB サイトの関係者は一切の責任を負いません。

なぜ、Linux

好きだから。

なぜ、Debian

インストールしたマシンは、近い将来、筆者の「おうちインターネットサーバ」 となる予定です。インターネットサーバとして運用するなら、Debian が いちばん運用しやすいだろうと思っているから。

なぜ、sarge

現時点(2004-10-29)では、sarge のステータスはまだ testing で、stable としてリリースされていません。しかし、インストールしようとしている 対象のマシンには、Ultra320 SCSI の HDD しか搭載されていなくて、 SCSI のコントローラ aic 7909 です。ところが、woody の標準の方法では、 このコントローラに対応するドライバモジュールがなく、インストール できませんでした。

sarge なら大丈夫という噂を聞いたので sarge にすることに。 sarge のリリースを待ってたのですが、なんだか、のびのびになっている ようなので、とりあえず、testing でもいいや。ということです。

インストールの目標

  • できるだけ簡単に
  • できるだけスリムに
  • できるだけ新し目に

上の目標ほど優先しました。

インストール機

CPU Intel(R) Xeon(TM) 2.4GHz
Memory 1 GB
HDD 34 GB
SCSI controler AIC-7902 for Ultra320 SCSI
Ether 1 Intel 82551 10/100 Mb
Ether 2 BCM5702 Gb Ethernet

準備

Debian-Installer の入手

Debian インストーラ のページから辿って、 Debian-Installer プレ RC2 テクノロジーレビューリリース を入手しました。これを、CD-R に焼いて、インストール用の CD を作りました。

インターネット接続環境

上のインストーラを使ってインストールするには、インストール機が、 DHCPサーバから、IPアドレスを振ってもらった上で、インターネットに接続して、 ファイルをダウンロードできるような環境であることが必要でした。

さらに、途中でいろいろ調べものをするために、インターネットに接続できる ノートPCを手元において作業しました。

PC Bios 設定

CD からブートできるように設定をしました。


インストール

CDブート

  • PC 電源を入れて、作成したインストール用の CD をセット。
  • CD からブートして、Debian の渦巻きと、ブートプロンプトが出た。
    Press F1 for Help, or ENTER to boot:
    
  • linux26 とタイプしてから ENTER

    最初、そのまま ENTER とやりました。インストール後、よく見たら、 2.4 系のカーネルがインストールされていました。新しもの好きな私は、 2.6 系のカーネルを使いたい。「これは、きっとブートプロンプトのところで 何か指定するんだ。」というわけで、再度、ブートプロンプトのところで、F1 して探したところ、linux26 と指定すればいいことが分りました。

基本システムのインストール

あとは、あれやこれやを答えていけば、インストールできるんですね。

  • Choose language:
    軟派な私は、「Japanese」 を選択
  • キーボード配置:
    初代HHKな私は、「米国」を選択

このあとモジュールをいろいろロードしている表示がでている。 aic-7902 U320 用のドライバモジュール aic79xx がロードされて 認識されたような表示がでて一安心。

ネットワークの設定:

  • プライマリネットワークインターフェイス:
    私のマシンには on board で、(eth0)100Mイーサと(eth1)ギガイーサの ふたつが付いいるので、プライマリネットワークインターフェイスはどちらにするか 聞いてきた。eth0 を選択。
  • DHCP で IPアドレスを取得
    私のところの環境では、インターネットへのゲートウェイになっている ルータがDHCPでアドレスを振ってくれた。
  • ホスト名 hogehoge
    もちろん実際はもっといい名前(^-^)
  • ドメイン名 example.org
    もちろん実際は本当に使う名前(^-^)

ディスクのパーティショニング

手動で設定した。

SCSI1 (0,0,0) (sda)  - 36.7 GB SEAGATE ST33607LW
    1. 基本     131.5 MB  ext2     /boot
    2. 基本      31.9 GB  ReiserFS /    
    3. 基本       4.5 GB  swap

こまかく分けて考えるのが面倒なので、シンプルな構成です。 スワップ領域が無闇にでかいのは、「ひょっとして、別のシステムを入れたく なったときの為に使えるように」とかなんとかいう、自分でもワケワカな理由。 (^^;)

GRUB

MBR(マスターブートレコード)にインストール

このあと、インストーラがいろいろお仕事。その後、 CD をはきだして、「いったん、リブートするよから、CDとりだしといてね」 とかなんとか訊かれるので、CD を取り出してから、「はい」と答えると 再起動する。

Debian の設定。

時間帯の設定

  • 「ハードウェアクロックが 何年何月何日何時何分だけど、これって、グリニッジ標準時?」とかなんとか聞いてきた。日本時間になっていたので、「いいえ」と答える
  • 時間帯は、Asia/Japan にする

root パスワードの設定

入力を2回するようになっていた。(確認のため)

一般ユーザアカウント

まず、フルネーム、次に、ユーザ名、そして、パスワード、パスワード確認入力

APT の設定

これは、source.list を作るための情報だよね。

  • 取得方法: http を選択
  • ミラー: 日本、ftp.jp.debian.org を選択
  • proxy: なしなので、単に ENTER

Debian ソフトウェアの選択

X Window を使うつもりはないし、あとから必要なものを持ってくるつもりなので、 何も選択しない。

Exim v4 の設定

どうせ、MTA はあとから、qmail に置き換えるつもりなので、配信方法は、

local のみ、ネットワーク接続なし

を選択。rootやpostmaster宛メールの配信先も訊かれるので、先程つくった 一般ユーザアカウントを答える。

これで Debian-Installer によるインストール作業はおわり。


そのあと

最低限のインストール作業がおわった後、いくつか、基本的な作業をしました。

確認と更新

root でログイン。インストールされた Linux のバージョンなど確認。

# uname -a
Linux hogehoge 2.6.7-1-386 #1 Thu Jul 8 05:08:04 EDT 2004 i686 GNU/Linux

で、最初はとりあえず、あるものを最新に更新。

# apt-get update; apt-get upgrade

更新の途中で、debconf の設定などを訊かれた。デフォルト値を使う。

  • debconf: Dilogue、プライオリティは 'medium'
  • console-data: 'Don't touch keymap'
  • manage CD-ROM devices and mount points with discover? -> No

後作業のための準備

sudo

root でログインせずに作業できるよう、sudo をインストール

# apt-get install sudo

sudo インストールが済んだら、さっそく sudoers の編集

# visudo

これで、

%root   ALL=(ALL) ALL

という行を追加した。これは、rootグループへのパーミッション設定。

/etc/group

次に /etc/group を編集して、

  • root グループに bob を追加 (bob が sudo を使って管理作業ができるようにするため)
  • staff グループに bob を追加 (bob が /usr/local 以下に書き込めるようにするため)

コンソールの解像度?

直接コンソール画面を使うときには、X Window を使わないのだけど、 console の解像度というか、一画面に入る文字数が さすがにデフォルトでは少なすぎる。デフォルトでは、640 x 480 ピクセルの ディスプレイを想定しており、80 x 32 の文字表示になっている。マシンには、 1280 x 1024 の解像度をもつディスプレイを繋いでいるので、160 x 64 文字 までは表示できる。とりあえず、これに合せた表示ができるように、調整。

これは、/boot/grub/menu.lst を編集して、ブート時に kernel に vga=0x31A という引数を渡すようにする。1024 x 768 ピクセルの ディスプレイが繋っている場合には、vga=0x317 を渡す。

title           Debian GNU/Linux, kernel 2.6.7-1-386 
root            (hd0,0)
kernel          /vmlinuz-2.6.7-1-386 root=/dev/sda2 vga=0x31A ro 
initrd          /initrd.img-2.6.7-1-386
savedefault
boot

title           Debian GNU/Linux, kernel 2.6.7-1-386 (recovery mode)
root            (hd0,0)
kernel          /vmlinuz-2.6.7-1-386 root=/dev/sda2 ro single
initrd          /initrd.img-2.6.7-1-386
savedefault
boot

これで、リブートすると、ちゃんと 160 x 64 文字の表示になった。


つづく


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