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Vine Linux 3.0へのNVIDIAドライバインストール
Vine Linuxは日本で多く使われているLinuxディストリビューションです。
この文書ではProject Looking Glassに必要なOpenGL対応グラフィックスドライバである、NVIDIAドライバをVine Linux 3.0にインストールする方法について説明します。
参考文献
NVIDIAドライバ README (NVIDIA)
必読。リンク先はNVIDIAドライバのバージョン1.0-6629のもの。 常に最新版のREADMEを参照のこと。
NVIDIAドライバインストールのヒント(lg3d-core.dev.java.net)
https://lg3d-core.dev.java.net/ja/nvidia-driver-install-tips.html
JDS(Java Desktop System)利用者向け。 SuSE Linux、RedHat 9について記述。
nvidiaってどうよ(2ch Linux板)
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/linux/1009618580/l50
日本語によるディスカッションコミュニティとしてはおそらく最良のもの。
今回使用した環境
| CPU | Celeron 800MHz |
| メモリ | 512MB |
| カーネル | kernel-2.4.26-0vl16 |
| ビデオボード | ASUS V9520 Magic/TD |
| NVIDIAドライバ | NVIDIA-Linux-x86-1.0-6111-pkg1.run |
※ 2004.9.28現在
インストール手順
カーネルソースのインストール
NVIDIAドライバのインストールにはカーネルヘッダ、カーネルソースが必要です。 Vine Linuxではroot権限で次のようにインストールします。
# apt-get install kernel-headers kernel-source
NVIDIAドライバのダウンロード
NVIDIAのLinuxドライバ配布サイト http://www.nvidia.com/object/linux.html から、 使用する環境に適合した最新バージョンのドライバをダウンロードします。
例えばIntel Pentium/Celeronを使っているならLinux IA32対応バージョンをダウンロードします。
NVIDIAドライバのインストール
NVIDIAドライバのインストールは、X-Windowを終了してテキストログインモードで行います。
いったんログアウトしてrootユーザとしてログインします。
コンソールから以下のコマンドを入力してランレベル3のテキストログインモードに移行してください。
# init 3
念のため、コンソールから以下のコマンドを入力してX-Windowをすべて終了させてください。
# killall -9 gdm
ダウンロードしたドライバをインストールします。ドライバはシェルスクリプトとしてパッケージされています。インストールはshコマンドで行います。
# sh NVIDIA-Linux-x86-1.0-6111-pkg1.run
注:実際のファイル名はバージョンによって異なります。
NVIDIAドライバのインストールが開始されます。メニューの指示に従ってください。
/etc/X11/xorg.conf の編集
Vine Linux 3.0ではXFree86ではなく、XOrg-6.7.0が採用されています。
X-Windowの設定ファイルは/etc/X11/XF86Config-4ではなく、/etc/X11/xorg.confです。
以下の説明では、すでに/etc/X11/xorg.confが正しく設定されていることを前提とします。もしまだX-Windowの設定をしていない場合、 Xconfiguratorを起動して/etc/X11/xorg.confを正しく設定してください。
The Project Looking Glassの実行には24ビットカラーが必須です。 "Screen"セクションで、DefaultDepthが24であることを確認してください。 この数字が8、16などであれば24に変更してください。
例:
Section "Screen"
Identifier "Screen0"
Device "NVIDIA GeForce FX 5200"
Monitor "FP 767"
DefaultDepth 24
Subsection "Display"
Depth 24
Modes "1280x1024"
EndSubSection
EndSection
/etc/X11/xorg.confの"Devite"セクションで、 Driverを"nv"から"nvidia"に変更します。
例:
Section "Device"
Identifier "NVIDIA GeForce FX 5200"
Driver "nvidia"
BoardName "ASUS V9520 Magic/TD"
EndSection
また、以下の行があることを確認してください。もしなければ追加してください。
Load "glx" # OpenGL X protocol interface
さらに、以下の行は削除してください。
Load "dri" # Direct rendering infrastructure
Load "GLcore" # OpenGL support
注:上記の記述は NVIDIAドライバのREADME を参考にしました。
X-Windowの再起動とドライバの動作確認
/etc/X11/xorg.confの設定が正しいかを確かめるために、 X-Windowを起動してみます。
# startx
NVIDIAスプラッシュスクリーンが表示され、 X-Windowが起動したらインストールは成功です。
NVIDIAドライバが正しく動作していることを確認するために、 glxinfoを実行してみます。
# glxinfo | grep NVIDIA
以下のように表示されればNVIDIAドライバが正しく動作しています。
server glx vendor string: NVIDIA Corporation client glx vendor string: NVIDIA Corporation OpenGL vendor string: NVIDIA Corporation
X-Windowを終了してランレベル5のグラフィカルログインモードに戻します。
# init 5
インストール前と後の3Dベンチマーク
通常ユーザーとしてログインし、 3Dアプリケーションのベンチマークを実行してみましよう。
簡単な例としてglxgearsを実行してみます。
$ glxgears 2657 frames in 5.0 seconds = 531.400 FPS 3089 frames in 5.0 seconds = 617.800 FPS 3081 frames in 5.0 seconds = 616.200 FPS 3091 frames in 5.0 seconds = 618.200 FPS
インストール前の実行速度は以下でした。
$ glxgears 430 frames in 6.0 seconds = 71.667 FPS 390 frames in 5.0 seconds = 78.000 FPS 396 frames in 6.0 seconds = 66.000 FPS 396 frames in 5.0 seconds = 79.200 FPS
約8〜9倍ほど実行速度が改善されました。