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歴史上の有名な学者の伝記、逸話などを読んでいると、 とんでもない授業をやった話がよく出てくる。 小学校の先生になったのに、つい授業中に高等数学の説明をしてしまうとか、 大学の授業中でも、つい自分中心になってしまい、 受講生への説明よりも、自分の納得のために、 突如教室を出て行って証明に没頭したり。
とにかく、歴史に残るような著名な学者ともなると、 変な行動を取るものらしい。 まあ、天才ならば、そのくらいの変人的行動は許されよう、 というより、本人は気にもしていないし、気がついていないかも知れない。
ところで、WEBにそんなとんでもない説明を書くことはほとんどありえないことであり、 そんな訳の分からない説明など、誰も読んでくれない。 とくに、極度に簡略化されている説明は、 その残り物の難解な塊になってしまう。
でも、あなたは、こんな読者を無視した書き方をしていないか?
専門書などを読んでいると、「‥‥‥は明らかであり、」 という様な表現によくお目にかかる。 そして、こちらは、そこに「明らか」と書かれていることがちっとも明らかでなく、 その理由を色々解説して欲しいと思うことが良くある。
まあ、これは、自分の頭が、その本なり説明を読むに値する レベルに到達していないことの証明なのかもしれないが、 しかし、それにしてもそういう書物が多い。
もちろん、著者自身にとっては自明だとは思うが、 本などの説明は、当然著者よりは知識の足りない人が読むはずなので、 読者には自明でなくなるのは当然であろう。
全部説明していたらきりがない。説明したいことの準備に消耗してしまう。 かといって、さまざまなことをどんどん自明だとして省略されると、
読まなくても分かる人にしか分からない説明になってしまう。
このバランスが上手く取れているのが優れた説明である。 また、良く売れる入門書の条件でもある。 しかし、これは実に難しい。
WEB上をさまようのは、何かを探していている場合が多い。 それも易しい説明を探し続けることが少なくない。 説明が見つかっても、読んでも分からない場合がよくある。 そいういう場合は、次に見つかった説明を読んでみる。 これをくり返すことが一般的ではないだろうか。
分からない人に、分かるように書くのが「説明」
分かっている人に分かるように書くのは「備忘録」
さて、あなたの書いたものは どっち?
つまり、自分にとって易しいから省略というのはダメな考え方である。 想定読者にとって、説明するまでもないことか否かを考えて、 省略するかどうかを判断しなければいけない。
とくに、何等かの技術なり知識なりを説明するときには、 丁寧に書くことが重要である。 丁寧に書く程読者は増えるであろう。 もちろん、検索エンジンにも引っかかりやすくなるし、 さらに多くの読者を得ることに繋がる。
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